TIPOFF!! #LOVE WINTER





「てか、すげーギャラリー・・・。」

三上は二階のギャラリーや、一階の出入口付近の人だかりを見上げて、夥しい数の観客に思わず呟く。

「それだけ東京中から注目される存在ってことだ。」
ひっそりとキタローが会場準備をしながら呟くと、
「この三校の練習試合見たさに中学生や、東京中のバスケ部も来てる…」

「マジか。たかが練習試合なのに。どっから聞いたんだ。」
「うちの教師がインスタで拡散したらしい…。」
ジトッ…と疎ましい視線を斎藤の方へやると、

「きゃあっー!斎藤監督ぅー!いつもインスタみてまぁす!!今日の試合頑張って下さいねぇ!」
「お~いやぁ~参ったなぁ!この僕が東京ナンバーワンに導くカッコいいところをぜひ君達、みててくれ!!」
「「きゃぁあ!」」

「・・・アイツはいつから監督になったんだよ・・・。嘘つき教師が。」
安定的に皆呆れていると・・・、

「湊くーん!!」
「結城くーん!」「三上くーんこっち向いてぇえ!!」
本校の女子生徒はもちろん他校の女子生徒達も鮨詰め状態で、ミーハー女子達が手を振る。

「観客席が整ってる大成でやりゃあいいのにな。」
「うちが三校の中間地点なんだって。」
「女バスが練習できないって白石ふて腐れてたな。」
「あ?アイツ見に来ねぇの?」
「来るだろ。翔真の応援に。」