TIPOFF!! #LOVE WINTER





「健さんもお前にとられる前にって本能的なスイッチ入ったんじゃね?」

「え…」
「ずっと好きだったわけだし、悔しかったと思うね。俺なら付き合うって言ってくれるまで無理やり犯し続けるかもな。」
「最悪だな……」
若干、引くも分からなくもないような…分からないような…

「じゃお前が逆の立場ならどうすんだよ?」
「え…そりゃ」
「未遂くらいすんじゃね?」
「うーん…しても諦められないかも。」
「健さんもじゃね?多分悪あがきしても諦めねぇと思うな。」
「俺もそう思う。だから未だに不安なんだって。」

「白石がお前と付き合うって決めてんのにどこまで不安なんだよ・・。」
「健さんより俺のことが好きっていうだけで、未茉ちゃんの中で健さんを好きっていう気持ちは消えてないんだよな。」

「おい・・せつねぇこと言うな。」
「だって事実だから。この燻ってる状態が一番怖いんだよ。」

遠い目をしながら彼女の活躍を見ながら肘をついてぼんやりと考える翔真を横目に結城は、

「…お前みたいになんでも持ってる奴でも手に入れられねぇものあんだな。」
「持ってないよ。」
「持ってるって。俺お前に十人は狙ってた女持ってかれてるから。告ったらみんな湊君がいい~って言うしよ。」

「そうなの?」
「そうだろうがっ!すっとぼけんな!」
「あははっわりーな。」
「笑うなボケ。」

「でも俺が自分から好きになったのは一人だけだよ。」
「はいはい。ご馳走さま。」

「結城は?」
「…あ?」
「今まで本気になったのは?」
「…みんなそれなりに好きになるけど、お前みたいに不安になったことは一度もねーや。」
少しだけ切ない表情を見せた結城の横顔に翔真は軽く微笑んだ。


「しっかし、お前の武器見せる前に、白石には性教育ちゃんと受けさせた方がいいな。」
「・・・。」
「弟の和希はあんなに知り尽くしてんのになっ!」