「ん!!…っ…」
触れたことのない柔らかいバージスラインに顔を埋め、つんと固くなった乳首の先端を舌先でまずはゆっくりと絡ませてく。

「…っ……んんっ…」
次第にれろっ…と少しずつ攻めるように激しく舐めつくされ、 
「あっ…や待っ…!」
吐息が漏れ堪えられなくなり、首を振り、震えていた足も、きゅんっ…と疼く下半身に硬直して立っていられなくなった。
とっさに翔真の胸へと顔を埋めるように勢いよく抱きつき、

「翔真ぁ…」
真っ赤な顔を見せずに、半べそをかいてがっちりと抱きついたまま離れない未茉がまた可愛くて、今だけは有利に微笑み降ろす。

「ねぇ、未茉ちゃん、そのままそこにキスして。」
「え?」
「その鎖骨の下辺り。」
ちゅっ…と唇を当てると、
「そのまま、強く吸ってみて。」
「吸うぅ?」
何を言い出すのか分からない翔真を未茉が見上げると、彼女の首筋を舐めるようにキスした後、軽く吸い付く。

「こんな感じで同じようにして。」
言われるがまま、未茉も翔真の鎖骨の下の辺りに同じように吸い付き、
「もっと。」
数秒後、唇を離す。

「こんなことされてぇの?」
「うん。BIGLOVEって感じ?」
にっこりからかいながら微笑む翔真に
「悪かったよ・・あれは寝てる間にママが勝手に刺繍いれててよ・・」
愛情が裏目に出てしまったとひきつるも、
「あはははっ」
翔真は笑いながら未茉を前を向かせてさらし布を巻き、後ろで手早くボタンをしめていく。

「なぁ…所でさっきから思ってたんだけど。」
Tシャツを被りながら未茉の妙な視線の位置に気づく。
「ん?」
「お前もなんか下半身に武器かなんか入れてんの?」
「は…?!」
「なんかすげー当たっていてぇんだけど。」
「武器って・・・。」

これによって血が出るとか生々しいことを彼女はまだ理解できないような気がするし、怯えてできなくなっても嫌だしと言葉をつまらすも、

はた。っと、思わず会話を戻しフリーズする。

「待って未茉ちゃん。」
「あ?」
「さっき“お前も”って言ったよね?」
「ああ」
「俺の他に誰の武器見たの?」