「待てよ…こーいうの…ほんとどうしていいのか分かんねぇ…」

露になってしまった自分の胸に翔真の視線が落ちていると思うと、未茉の視線は落ち着きがなく困ったように助けを求めると、

「キスしてて。」

言われるがまま、背伸びをして翔真の唇にそっと触れると、まぶたを強く閉じる未茉の緊張が伝わってくる。

いつもの強気とのそのギャップがまた可愛い。
素肌の背中から辿るように、腰に手を回して自分の方へと持ち上げ、
「んっ…」
リップ音を立てながら何度も交わすキスの下で、翔真の指は未茉の固くなった乳首に触れただけ反応した。

「っあ…!」
指が動く度に、いてもたってもいられない素直な声が届き、背中を浮かして反らされると、余計に仕留めたくなる。
「っ…」
互いの体が熱くなると、翔真の唇は未茉の首筋を辿るように下りてくる。

いつもならばきつく閉じてるのに、翔真は夢見てた彼女の白い肌に柔らかくしなやかな身体の隅々に目を奪われていた。

未茉は、くすぐったさから逃げたくて抱きつくと、唇を自分から欲すように重ねるも、
「ん…」
もっとーーってところで唇を離され、
彼の意地悪な唇は未茉の胸へと移動した。


「…!」
翔真のーー顔が、視線が、唇が自分の胸の側にすぐにあるっていうだけで半端ない恥ずかしさに襲われるのに、
「あ…」
ピンク色の縁をふわりも辿るようにゆっくりと優しく舌で舐めあげられると、つんっとした刺激が体中に流れる。