「一人じゃできねぇんだよ。鈴木さんに手伝ってもらったから。」
「でも」
「だってお前ノーブラで歩いたら怒るだろ?」
「・・・。」
「後ろにボタン着いてるからできるか?」
「できるけど・・・」
なんだか嫌な顔する翔真に、
「あ?なんだよ。」
「触りたくなるかもしれない衝動にもう理性は言うこと聞かないかもしれない。」
「なにぶつぶつ言ってんだよ。あたし後ろ向いてるからな!」
「絶対そういう問題じゃない・・」
「は?」
さっさと翔真に背を向けて大胆にシャツを捲りあげて、前にさらし布を胸元に合わせると、
「後ろ、頼むよ。」
「・・・強制か・・」
すっと真っ直ぐと背筋が伸びた白く麗しい華奢な背中に、手を伸ばした。
この布を取ってしまえば、上半身裸なんだな…と思えば、どうしょうもない欲望が駆け巡る。
プチッ…
理性と欲望の狭間で揺れながら翔真はボタンをひとつ手にかけるも、
「少しだけいい?」
もうずっと絶え続けてきた理性はギリギリのとこで、結構簡単に崩壊した。
「え?」
何が?と思わず首だけ振り返ると、
さらし布で胸元を隠す未茉の下に翔真の手は伸びていく。
「!」
そしてその両手は背後から未茉の両方の胸にその指が軽く触れるだけでピクッと身体は正直な反応をした。
「きっ急になにすんだよっ!!?」
「さっき好きにしていいって言ったじゃん。」
少しふて腐れながらいう翔真は、赤くなり困っている未茉を纏う布を引っ張ると、
「あ」
ぱらり…と床に落ちてしまった。



