『ついに並びましたぁぁぁあ!!陸上部バスケ部のデットヒートです!!!』
「ゴールまであと少し…」
「頑張れぇ!!!」
「頑張れ翔真!!!」
みんなが本気を出したラストスパートにバスケ部達は両手を合わせながら祈り始める。
ゴール前でほぼ横一線の二人の熾烈な争いに両者一歩も譲らないまま、
『ゴォォオル!!!』
ーーパァァアンッ!!
ピストルの音が空に鳴り響くと、二人は同着でゴールテープを切って、倒れるように横たわる。
「どっ…どっちだ!?」
「どっちだが全然わかんねぇ…」
みんなが動揺する中、先生達が集まり何やら話している。
『た…ただ今審議中です!!お待ちください!!』
「バスケ部!!」
「陸上部!!!」
互いの応援は祈るように発表を待つと、
『しっ…審議の結果、判定つかない為、同着一位と見なします!!!今回は特別に景品も二部活に授与することになります!!!』
「「うわぁぁぁぁああああ!!」」
そのまさかの判定に校内が一気に沸き上がり、
「「翔真ぁぁあああ!!」」
よくやったぁぁあっ!!と男バス連中は一気に駆けよるも、
「よっしゃぁ!!沖縄っ!!!」
と、横たわってた体を急に大声をあげて起き上がりガッツポーズする姿に、
「・・・あたおかだ………」
いまだ隣の陸上部石原は息切れも動機も収まらないというのに、翔真のその切り替えの早さに驚きあっけに取られる・・・。
「未茉ちゃんっ!!!」
そして満面の笑みで一目散に未茉の元に駆け寄る翔真の有り余る体力にも開いた口が塞がらない・・・。
「よくやった翔真!!!さすがっ!!信じてたぜ!!」
飛び上がる未茉をしっかりと両手で高く抱き上げて、
「うん!!俺も!未茉ちゃんの水着姿みたい!!」
「は・・・!?」
その一心で頑張ってた彼だが、彼女には言ってるのか意味分からない。
「水着…♡」
ただただ嬉しそうに抱きつくのであった・・・。



