TIPOFF!! #LOVE WINTER





「おりゃぁぁあぁぁっ!!」

バトンを受け取った未茉は一気に猛ダッシュでグラウンドを駆け上がる。

『早いっ!!バスケ部白石さん早いっ!!あんなに突き放されていた二位のサッカー部の女子のすぐ後ろまで追い迫っています!!』

「頑張れぇぇえ!!白石ぃぃぃい!!」
キタローの応援の声が響き、
「「白石さぁぁあん!!頑張れぇ!!」」
椎名や、相沢、村越達バスケ部一年達も声を振り絞り応援する。
「白石すげー!!はえー!!」
こういう時、信じられないくらいの力を発揮する彼女は、

ーーダッダダダダッ…

「うそっ…!!」
バトン受け取った時は50メートル程差が開いていたのを確認してサッカー部女子は受け取ったのに、
『ぬ…抜かしましたぁぁ!!!バスケ部がついにサッカー部を抜かしましたぁぁ!!あんなに差が開いていたのに信じられません!!!』
目にも止まらぬ早さであっという間に抜かした未茉に度肝を抜く。

「「おっしゃぁぁあぁぁ!!!」」
バスケ部応援組は飛び上がり喜ぶ。

『白石さんのスピードは益々上がっていきます!!ですが、一位の陸上部との差はまだまだトラック半周分はあります!!!アンカーまでその差を追い詰めることはできるでしょうかぁ!?』

「くっ…!!!」
絶対に抜かすーー!!!
その一心で未茉は更なるスピードアップを図る。