TIPOFF!! #LOVE WINTER






『おしっ!!抜かせぇ!!!』

「「おおっ…立ち上がったよ」」
誰もが諦めていたが、村越はありったけの力を振り絞り走り出した。

陸上部とサッカー部にはだいぶ差をつけられたが、抜かされたバレー部にはなんとか追い付き、
「大丈夫だっ!!任せろ!!」
泣きながら必死にバトンを差し出す村越に結城が力強く言うと、

「「村越さん!!」」
相沢と椎名達が泣き崩れる村越に駆け寄ると、
「すっすすみませ…」
「立ち上がらなかったらバスケ部追放するところだったわよ。」
前原が冷たく言うも、どこか優しく聞こえたので、
「すみませんでした…」
また再び泣き出すが、みんなは微笑んだ。


『やべっ!あたしももどんねぇと!!』
マイクを頬り投げながら、未茉もレースに戻ると、みんな笑いだす。

『陸上部ぶっちぎりの一位です!!そして二位サッカー部をバスケ部がなんとか詰めています!!バレー部との差がだいぶ開いていきます!!』

「くっそぉぉ!!」
なんとかサッカー部を捕らえようと結城は必死で走り出し、
「おしっ!!結城その調子だぁ!!そのまま来いっ!!」
バトン位置に未茉が着くと大声で叫びだすと、その声に頷き更に結城はスピードを早めた。

「おいおい・・・アイツらバトン受け渡し噛み合わねぇのにあんなにスピードであげたらだめだろぉ!!!」
やめろっと橘が冷や汗流しながら叫ぶも、全くスピードを緩めず、

緩めるどころか…


「任せたぜ!!!」
「おうっ!!!」

ーーパシッ!!!と、とんでもないハイスピードでのバトン渡しに成功した。


「「!!?」」

「「うそぉだろぉお!?」」
バスケ部一同が仰天する中、

「なんだかんだ仲良しだからね。」
息ぴったりのその光景に翔真は微笑む。
「だとしても凄いよあれは・・」
三上も絶句する・・・。