TIPOFF!! #LOVE WINTER





「よしっ!!ラスト1分半!!守るぞ!!!」
神崎が切り替えろっと愛知のオフェンスに備えようとベンチから手を叩く。


“左!”

「お前の声なんて聞こえるわけねーじゃん。」
駆け降りた翔真の隣に不破がやってくると、
「こんなにたくさんの人の中でお前の声なんて聞こえるわけ…」ともう一度言いかけると、


翔真の方を向いて未茉は、真っ直ぐ親指を立ててグーサインをしながら走って下がってく。
「!」
驚く不破の横で翔真は嬉しそうに微笑んだ。

「こっちも愛のパワーだね。」
そのやりとりに微笑むららに、
「明日不破さんも、新川さんから貰えるといいですね。」
「!!だっ…だっ誰がこっこっこんなやっ奴に!!!」
「大丈夫よー私は桐生さんってもう決めてるから♡」
「あぁ!?なんだとぉ!?てめぇ誰が桐生だってぇ!?」


ーーシュパッ!!
だが、必死の守りもすぐにエリーとエマのコンビに二点を返される。
「また9点差…」

「大丈夫!落ち着いていこう!!」
田島がそう声をかけながらオフェンスを組み立てる。
3を狙いたいとこだが、まだ落ち着いてここは…
「田島さん!!」
パスを待つ未茉の声にどうしても託してしまう。

「エマ…!!」

その前にはエマが憚ってるのも分かっているが、
「あなたに私は勝てない。」
もう一度、そう強く断言されても、未茉はシュートを打つ。

エマもそれ以上のジャンプをしてそのボールをはたいた。
「!!」

石井がラインから越えそうなボールを伊藤に触れさせないようにスクリーンをかけ、
「よし!!もう一回!!」
スローインから再び東京ボールだ。