「おう。さんきゅー翔真!」
「重・・」
よく持ってたなぁと思うくらいずっしりするも、絆創膏だらけの指が気になり、
「指どうしたの?」
「おおっ!これはよーっと」
よくぞ聞いてくれたとニヤリと微笑むも、
「おい!翔真!敵チームの助けなんかすんなよな!今日は白石は敵だからな!!」
「あははっはい!分かってます橘さん!」
同じチームの橘に怒られると笑いながら翔真は行ってしまった。
「もうふて腐れは治った…のか?」
久々に口聞いてきたので未茉は安心するも、
「白石、これ縫ったの合わせてみてくれ。」
「おおっ!!キタローさんきゅー!」
格好よく仕上がった応援団の衣装には裾のレースもつけてあり、カッコかわいく仕上がっていて、
「さすが!!めちゃくちゃいいじゃん!!これっ!!」
羽織って着心地を確かめながらくるっとターンする。
(喜んでくれてる…)とキタローは嬉しそうに満足げに眺めてると、
(かっかかわいい……神ですわ北様…!!)
その横では全貌の眼差しで見つめる村越にも、
「お前にはこれだ。」
「えっ…わっわわ私のも縫って下さったのですか?!」
キタローは村越の応援団着を渡して広げると、
【喧嘩上等!!】
背中にはそう縫われていて、
「あはははっ!!すげー!!」
それを見て未茉が笑いだす。
「今のお前にはこのくらいの心意気が必要だ。」
満を持してキタローは頷きながら渡した。
「あああ…ありがたき幸せです…」
涙流しながら喜び受けとる・・・。



