一方、家では未茉が夜更かししながら翔真の衣装を縫っていた。
「おう!すげーだろ!?見ろ!!」
キャンキャンキャン!!!
吠えるチビダンクに衣装を見せびらかすと、ペロペロっ…と血まみれの指を子犬達に舐められる。
「翔真喜んでくれると思うか?」
喜ぶ!!と吠えて答えてるように聞こえ、
「やっぱな!!アイツあたしのこと大好きだからよ!ぜってぇ喜ぶに決まってる!!なんせわざわざこのあたしがアイツのために睡眠時間を削って………」
ブツブツと言ってると睡魔に襲われ、未茉はそのまま寝てしまい、
トントン…!
「未茉ちゃん、チビダンクちゃん達ゲージに戻し…」
部屋に入ってきたママは、未茉が寝ているのに気付き、
「あらあら、裁縫なんか…珍しい!!・・っても荒い縫い目だこと・・家庭科の宿題かしら」
服をそっと取り上げると、
「んっ?あら?あらあらあら??」
明らかに未茉のサイズではなく、ビッグシルエットで、
「まぁまぁまぁっ…♡♡♡♡これってもしかして、もしかしなくても湊君サイズじゃなぁい!!?」
楽しそうににんまりっと顔を微笑ませ、
「もうっ!!未茉ちゃんってばっ!こんな地味なのじゃダメよっ!!愛が伝わらないじゃない!!」
裁縫道具から取り出してチャッチャッと縫い始める。
キャンキャンキャンッ…!?!
荒々しい子犬達の鳴き声も、未茉のいびきも朝方まで響いていた・・・。



