TIPOFF!! #LOVE WINTER





ーーガンッ!!とボールはリングに弾かれた。

「「リバウンド!!!」」
東京ベンチが大声で叫ぶと、未茉はすでにボールの落ちるべき場所へ走り出していて、飛んでキャッチする。

「ナイスリバン!!!」
「もっかい打て!!」
一気に集まってくると、もう一度シュートを放とうとするが愛知の必死のセンター陣の壁に狙いが定まらないでいると、


「左!!!」


その声に左を向くと、ドフリーの静香に未茉は、バウンドパスを送った。



「おっしゃ!…行くで」

受け取った静香はエリーに押されながらも、スリーポイントを放った。


正直、入るなんて思わへん。
とりあえず打ったんや。
石井さんとユリにリバウンドとってもらうしかあらへん。

足もガクガクで痛いねん。
愛知はトランジションが早すぎるねん。
疲れて滴り落ちてくる汗で視界がボヤけてリング見えへん。
汗まみれのボールやし、滑るし、狙いなんか定まらへん。

第一、腕も痛いんや。
この水越は爪でガリガリうちの腕を引っ掻いてくるで。
もううちの二の腕、猫のひげみたいにたくさん切り傷だらけやで。

背中も水越が大きな図体ドシドシとぶつけてくんねん。
胸も肘に入ってうちの美乳で巨乳が痛い目合わされとるで。
デートまでには治るとええな。

デートまでには。



「ん…デート…?」


「「わぁぁぁあぁあぁ!!」」

一瞬意識が遠退いた気がしたが、地響きのような歓声が耳を突き抜け、倒れこむ静香は目をぱちっと開けると、
「「静香ぁぁあ!!」」
よくやった!!と石井と未茉が乗っかって抱きついてくる。