「守って貰ったんなら入れなきゃな。」
そんな頑張りを無駄にするもんか。と仲間の努力を噛み締めるように未茉が集中するが、
「!?」
激しくエマがプレッシャーをかけてくる。
「もう打たせないよ。」
センター陣は分かりやすく身を引き、エマに託すようだ。
「ああ。こっちの台詞だ。エマ」
「…」
「あたしはバスケットプレーヤーとしてエマと勝負する。」
一歩も引き下がってたまるか。
息を落ち着かせ、目を閉じてゆっくり開けた。
“勝負するんや!!エマと”
「あたしはお前に勝って、日本一の女子高生になる。」
「!」
エマのディフェンスの手を、空中で円を描くように交わして、よろけながらもそれでもまた飛び込んで止めに来るエマ手を、再び交わして、シュートをおもいっきり放つ。
リングへ向かって。
(…!しまった…)
左手のズレを未茉は感じた。
「…!!」
その起動を見ていた翔真は立ち上がり、一番前の柵まで駆け降りた。
(回転がかってない…!!)
急に立ち上がる翔真に不破とららは驚く。



