TIPOFF!! #LOVE WINTER





「バ…バ…スケ部に入部したら…椎名さんと米田さん達が、み…湊さん達を好いて白石さんのわわわ悪口ばかりで…こ怖くなって…」

「ああ、そんな時期もあったな!」
懐かしいやとあははっ!と笑いだし、
「それで不登校か?」
「は…はははい…!!あ…椎名さんは謝ってくれて…」
「ああ。優しいよなアイツ。」

(あんなに悪口言われてたのに・・それを受け止めるなんて…偉大・・・!!偉大すぎる・・・!!!)
未茉の寛大な心にキラキラとした視線を送る村越に、
「じゃ、解決だな。あたしの為にもバスケも学校も来いよ。」
「!」
「今度はあたしがお前の架け橋にならねぇとな!」
「!!」

「ほら、誰かからもらった優しさは誰かに倍にして返せば、地球が回るみてぇに優しさもぐるぐる周りそうじゃん!?」

ニカッと笑いながら握手を求めるように手を差し出されると、涙で号泣していた。


「泣くとこじゃなくねっ!?」
「ななな泣くとこです…」
「!!」
ビックリしてハンカチを出してごしごしッ!!と自分の汗ばむ手と汚れを吹き出す。

「なにやってんだよ・・!お前は・・キタローみてぇだな。」
「き…北様を崇拝いたします…白石さんの料理や身の回りのお世話まで…」
「あはは!確かに!っーかいいから握手!!」
「いえ…し…白石さんのお手をよよよ汚すわけには…」
隠す彼女の手を未茉は取って、

「バスケも学校も頑張ろうぜ!!な?」

村越にとっては眩しすぎる程の優しい笑顔でその手をぎゅっと握りしめられた。