「あたしも中学の時、クラスの女子と馴染めなくてよ。」
「…え…!?そそそうなんですか…」
「おう、今でも女子とはあんま馴染めてねーよ?お前のダチの椎名さんとか女バスの一年とようやく最近喋れるくらい。」
「…」
「好きな男の話とかアイドルの話とか化粧や洋服の話とか正直興味ねぇし、つーか、バスケしか興味ねぇっーか。あとお菓子とアイスか。
でもそれしか興味ねぇ女って会話にはいれねぇよな。盛りあがんねーし。」
「…」
「だからよ、中学の時は小学校からクラブリーグで一緒の駿っていうダチがいんだけど、ソイツとばっかいてさ。女子となんて一切口聞かずに中一が終わって…」
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「未茉、紹介するな。俺の彼女、東条莉穂。」
中二になって同じクラスになった莉穂を駿は未茉に紹介した。
後から聞いた話、駿は未茉が仲のいい女の子がいなくて心配してたらしく、莉穂に頼んだらしい。
「こんにちは。白石さん。バスケすごくうまいね。」
一緒の女バスだったけど、強豪中だったので練習チームとレギュラーチームで分かれていた為、莉穂とはその時初めて会話をした。
特別明るいわけではないが、優しくて中学生とは思えない程の落ち着き放った可愛らしく育ちのよさが隠せない品のある女の子だった。
「おう。お前も女バス?」
「うん。憧れの白石さんと同じクラスになれて嬉しい。仲良くしてね。」
嬉しそうに莉穂は笑ってくれた。
NBAとうちのパパが大好きでほぼ会話はバスケで、あたしが面倒に思う女特有話もなくて、優しくて面倒見がよくて、クラスの女子ともうまくやる博愛主義で、何となく壁のあったクラスの女子達との架け橋になってくれた。



