「くっそぉぉお!!翔真の奴!!!」
教室になんかいらっれっか!!とバスケでもしに行こうと下駄箱に向かうと、こそこそと上履きから靴へと履き替える女子生徒の姿が見えて、
「あ?!」
未茉の声にビクッ!!と肩を震わす女が振り返ると、
「うぁあっ…!!?」
「村越!!?」
バッグを持ちながら帰ろうとしている姿に、
「おまっ…また部活だけ出て帰ろうとしてんのかよ!!?」
「あ…あわわわ…」
まずいところを見られて動揺している。
「なんでクラスいかねぇんだよ!?」
「……」
問い詰めるも、俯き無言になる。
「ま、いーや。今日はあたしもお前を無理やりクラスに戻す気力がねぇ。」
ボンッ!と上履きを投げ捨てると、
「帰るならあたしのバスケ付き合えよ。」
「…!!」
村越は大きく頷き、未茉のバッグまで持ち嬉しそうに後を追った。
(あ…帰ってる。)
教室の窓から大股でご機嫌斜めで帰っていく未茉の様子が見えた翔真は、
(ん?あれは…不登校の…)
村越が後からくっついていくのが見えた。
(大丈夫・・・かな??)



