「健と付き合いたかったら出直して来いよ。」
べぇーっ!と思いっきり舌を出す未茉に、
「クソガキ・・・っ!!」
くそぉっと実湖は怒りで震える・・・。
「はははっ!残念だったな実湖。ちゃんと撮っといたぜ?お前の悔しそうな顔。」
健の元へ戻ってきた実湖をスマホのムービーを回しながら意地悪そうに笑うと、
「うるさい返して!!自分あんな彼氏いるのに、まだ健君を手離そうとしないなんて!!」
「そこがまたいいんだよな。」
「はぁっ!?」
クックッと笑いながらも未茉の方を見つめる嬉しそうな健の視線を実湖は憎めなかった。
(…この人が人を好きになったら、これほどまで想って貰えるんのか。贅沢…贅沢すぎだろ。イケメン湊までリザーブしといてよぉ・・あの女。来世はブスに生まれろ。)
段々腹がたってくる実湖だった・・・。
「じゃ、俺もいいかな。」
次に手をあげたのは、匠だった。
「俺も、未練を立ちきる少しの材料が欲しい。」
未茉と実湖の勝負を見ていて感銘を受けたのか、立ち上がると
「受けてたちますよ。」
何を意味するのか分かっていた翔真も立ち上がった。



