TIPOFF!! #LOVE WINTER





「でも、負けたんで。それは関係ないですよ。」
謙虚に翔真は身を引くも、

「違うよ。実湖、あの試合見てたけど、最初から颯希さんはあの試合出るつもりなかったのに、あんたが強かったから勝負したかったのよ。」
姉の復縁のきっかけを作ってくれた翔真を庇うように強気に実湖は話し始めた。 

「その時点であんたに負けたと思ったんじゃない?自信持っていいと思う。だからお姉ちゃんにあの後、素直になれたんだよ。」


「そう…だったの。ありがとう。湊。おかげで私も素直になれたわ。」
心を込めて神崎は翔真にお礼を言うと、
「いえ、本当に俺じゃないですよ。」
それでも謙虚に身を引いた。

「いやぁ!そうかっ!!健も湊君も未茉の恋人に相応しい限りの男だなっ!!」
うんうん!!と清二が改めて頷き、よし。飲みなさいと二人にシャンパンをドバドバと注ぐ。

「本当にぃ~♡どっちの花婿さんでもいいんだけどぉ~♡」
とママも体をくねらせながら迷う素振りをする。
「いや!!清二さんっ!うちの翔真っすよぉ!!」
それでも念押しする結城に、
「うむ。君の仲間思いのいい男だね!!気に入った!!」
「マジっすかぁ!?」
「飲み過ぎだって結城君…」
意外と結城を見直した莉穂が止めに入ると、グッと肩を抱き寄せて
「清二さん、僕はですねぇ、実はこの莉穂さんとお付き…もがっ!!!」
暴走しがちな口を三上と翔真が二人がかりでとっさに止める。

「ふぇ?なに??」
子犬を抱きながらよく聞こえなかった未茉が聞き返すも、
「なっ…なんでもない!!ははっ…」
冷や汗交じりで莉穂も必死に首を振る・・・。