「神崎妹とは同じクラスで。っても、神崎監督の妹って知ったのも未茉のインターハイがきっかけで。たまたまコイツのラインのアイコンがダンクとのツーショットで、似ている犬だな。とは思ってまさか…と思って尋ねたんだ。」
「健君がずっと探してた犬に似てるって凄い動揺した顔でいうから驚いたなあの時は。」
クスクスと思い出したように実湖が言った。
「生きてたんだ…ダンク…よかったうぁぁあぁあぁっ!!」
未茉はポロポロと涙を流し大泣きしながら、子犬を抱き締めると、もらい泣きしながら莉穂もそっと未茉の肩をさする。
「話が見えないんだけど、ダンクって何?」
こそっと三上が翔真に訪ねると、
「俺も匠さんから聞いた話だけど、昔未茉ちゃんちで飼ってていなくなってしまった犬だって。」
「へー…」
「それよりダンクは!?ダンクは元気なのか!?」
ダンク自身が気になり、和希が尋ねると
「元気よ。ただ出産したばかりでここには連れてこれなかったからよかったら今度うちに来て。」
神崎も涙ぐみながらそう話した。
「本当はダンクも返した方がいいのか、監督から相談受けたんだけど、もう相当神崎家に馴染んでるし、それを今さら返してくれっていうのは、ダンクがかわいそうだなと考えてた矢先にちょうど赤ちゃん生まれたんだよ。」
「そうだったんだ…お前、ダンクの子供なのか!?」
あははっと泣き笑いしながら未茉は高く抱っこをした。
「ダンクのこと相談してりゃ、お前は神崎監督と俺ができてるとか勝手に暴走しやがってよ!」
呆れながら健は未茉の頭を叩く。
「んぁ!?ああ、もしかして合宿で二人の部屋にいってた時か!?」
「そーだよ。まぁ、国体が落ち着いたら颯希さんの婚約者だってことも、ダンクのことも話そうとしてたんだよ。」
「ああ。健から連絡を貰ってな。そうしようと私と決めたことなんだ。」
「パパが?!」
健と清二がどうやら影で動いてたようだった。



