TIPOFF!! #LOVE WINTER





「…それならば、俺はどうしたらお二人に認めてもらえるんですか?」

「翔真…!?」
そこへやって来た翔真も二人にそう尋ねた。


「さあな。そんなことは自分で考えろ。」
やれやれと何だか面倒になってきた健は言い投げた。

「なんか…今すっと降りてきたよ。健の一言で。」
伏し目がちに少し潤ませ未茉の方をみる匠も出ようとすると、


「もっ…モテるなぁ・・・うちの娘は・・・!!」


健が出ていこうとすると、ちょうどそこには帰宅した父・清二が会話を聞いてしまった。

「「清二さん!!」」
星河兄弟は声を揃えて絶妙なタイミングに驚くも、
「何持ってるんです?」
何事もなかったように健は清二の手に持ってるお酒が気になり尋ねた。
「シャンパン♡美味しいの頂いてきた。」
「お、いっすね。」
お茶目に嬉しそうに言う清二にグーサインを出す。

「さぁ飲もう。飲もう。湊君もいける口かね?」
「え…シャンパンは飲んだことないですがいけると思います。」
少し驚きながらも答えるも、
「なぁーに、お前達兄弟が認めなくても、未茉の花婿を認めるのはこの私だからね!!」
ダンっ!!と胸を強く叩きながら父親の威厳を発揮する清二に、
「「あははっ確かに!」」
思わず健と翔真は笑ってしまった。

「よし!飲むぞ!!早くパーティー始めるぞ!!」
「わぁーい!!パーティーだぁ!!」
未茉も浮き足立って喜ぶが、背後で少しうつ向く匠に気付き、
「ごめんな。いつも匠兄はあたしの言うこと聞いてくれてたのに、あたしは言うこと聞けなくて。」
「…」

「翔真のことは時間かけてみてくれれば絶対分かると思うぜ。さすがあたしが選んだ男だってな。」

「…だいぶ時間かかりそうだ。」
憎めない笑顔で言われると、もう何も言えなかったが、これ以上妹を困らせてはいけないと思った。