「仲いいのはいいけど、朝からうぜえよ。」
「付き合ったらもっとうざいから宜しくね。」
嫌みには嫌みで翔真がにっこりと返すと、
「うぜぇってんだろっよ・・!!」
ったく。と舌打ちを鳴らす。
「お前もクラスで彼女作りゃいいじゃん。」
あのタイマン以来結城の女話聞いてないなと思い、未茉が言った。
「勘違いすんなよ。俺学校で彼女なんか作りてぇなんて思ってねぇし。」
「そうなの?」
「あったりめぇじゃん!別れたら気まずすぎだろ!しかもお前らみたいに同じクラス、同じ部活なんかもってのほか。」
「なんで別れんの?あたしは付き合うことは慎重に考えてるつもりだけど、別れること考えて付き合う奴を選ばないぜ。」
「…それはお前らだからだろ。逆に俺はお前らみてぇに飽きずに好きになんかなれねぇな。」
「ふーん。ってか、いずれ別れるなんて思われながら付き合われてたらそりゃお前の女も心外だろうな。」
「…!」
未茉のもっともな意見に思わずピクッとする。
「そんな気持ちも相手に伝わると思うぜ?大切にしあえない関係なんて付き合う意味ねぇと思うけど。」
「・・うっせーよ。」
昨日今日恋に芽生えた鈍感な奴に説教されたくねぇと反発すると、
「出会えてねぇだけじゃね?」
「……」
「あたしも翔真に会うまでそういうのよく分かんなかったけど、多分探せばいると思うぜ。お前の飽きねぇ女。」
ニッと未茉が得意げに微笑むと、
「そっ…そんなのいねぇよ!!」
半分動揺するも、ふんっとそっぽ向く。



