「湊君!ぜひ大学はうちに来てくれ!」
久々の心踊る逸材を見つけた王子学院大学の監督は興奮してスカウトにまで乗り込むくらい、
「でもよくやったよ…俺ら相手に」
「あの強さは本物だぜ。」
高校生と見くびっていた王子学院大学の一年は翔真を見つめそう嘆いた。
「颯希さん!」
ギャラリーから降りてきた実湖は颯希へと駆け寄る。
「実湖ちゃん。来てたの?」
「はい。私颯希さんのバスケ見るの好きなんで!最近うちにも来ないじゃないですかー。」
「ありがとう。」
「さっきの相手、妹さんの彼氏だったんですね。」
「さあ。知らない。実湖ちゃん送ってくよ。ご飯でも食べよう。」
「わ、はーい!嬉しい!」
(今日のインスタのネタが決まったわー♪)
きゃっとご機嫌にすり寄る実湖をよそに何やら考えた表情を浮かべる颯希だった。



