濡れた彼女の髪を撫でると、耳に手をかけ
「未茉ちゃん。」
「ん?」
すっと唇が自然に降りてくると、未茉もそれに答えて目を閉じると、
「ん…」
軽いキスかと思っていたら、舌がすうっと自然に入ってきて、
「おい翔…」
たまらず腕に力をかけ止めようとすると、
「だめ。」
手を取り、更に激しくしつこくまとわりつくような舌を絡めてくる。
「ちょっと待っ」
有無を言わさないキスが繰り返されると、次第に翔真の体は未茉の体にくっつけてきた。
「ん…」
このキスが堪らなく愛しくて未茉も翔真の背中に手を回すと、
「冷てぇ…」
お互いの服がずぶ濡れあってることに気づく。
「うん。」
頷く翔真の頬に手を伸ばすと、髪から落ちる雨の雫がなぜか色っぽく見えた。
未茉の手にちゅっと音を立てて軽いキスをしてじっと見つめてくる。
「もう止んだんじゃね?」
「止んでないよ。音がする。」
「見なきゃわかんねーだろ。」
照れてしまい視線をそらして翔真を思わず押し退けようとするが
「分かる。」
逃げようと背を向ける彼女を後ろから両肩を優しく掴み、自分の方へと引っぱり、
「…!!」
翔真は濡れた背中にキスをした。
「やめろよ何す…んっ」
その大きな手で後ろから濡れたシャツの上を滑らすように大きな手で胸元に手を伸ばされると、
「やっ…めろ!!」
驚いて思わず振り返り、翔真を止めようとするが、
「無理。とまんねー」
その時、濡れたシャツから自分の下着が透けてることに気付いた時には、もう翔真に唇を押し付けられ、反り返るように押し倒された後だった。



