TIPOFF!! #LOVE WINTER





「三上ー。莉穂知んない??」

再び豚汁の売り子娘に戻った未茉は手伝ってもらおうとしたがその姿が見当たらない。
「さっき外に出てったよ。」
余計なことは口にしない主義になった三上。
「えーあんだよ~」
もう!と追求は諦めたようでホッとした。


「おう、未茉。」

別の角度から呼ぶ声が聞こえ振り返ると、
「健!!匠兄!!と…」
クラブ出身の二人の姿と、見たことない女の子の姿があった。
「こんばんは。」
スター兄弟の間に立ち軽く会釈する女は、顔が小さくて目鼻立ちの通ったまるでモデルかアイドルのように可愛く綺麗な人だった。

「誰?その人」
「ああ、同校の子。少しの間ここのクラブにいたから。」
健がさらりと答えた。
二人が女を連れてる姿なんて初めて見た未茉は目をぱちくりさせる。

「健さん、停学じゃ…」
「今日から復帰。」
気になった三上ににこっと答えた。

「そうなのか!?よかった!!」
未茉が飛び付いて喜ぶと、
「おお。じゃあな。しっかり売れよ豚子」
「誰が豚子じゃこら!!」
「くっくっ!!つまみ食いばっかすんなよ!」
いじるだけいじり、ぽんぽんっと頭を撫でるとあっさり帰ってく。