「よう。東条」
目先の敵へ全く目が笑ってない翔真は笑顔で挨拶する。
「なんで部外者がいるんすか?」
招かざる客に禅も睨みをきかす。
「まぁ、彼女のお手伝い。」
「…へえ。」
ピクっとする禅に、
「お兄ちゃんもお姉ちゃんのこと好きなのぉ?」
凍りつくような二人の睨み合いに子供達も興味津々に見上げる。
「この人よりも俺の方が大好きだし、将来金銭的にも肉体的にも先輩を幸せにする自信がある。」
禅が自信満々に答えると、
「肉体的…」
「禅っ!!」
子供達が首を傾げるのでバコッ!!と姉の莉穂は後ろから殴り、
「誰が肉体的だと・・・?」
ふざけんなよ。このガキと言わんばかりの目で翔真は珍しく人を睨む。
「うわっ辛ッ!!」
「「辛ッ!!」」
子供達は冷やかすように笑いだすと、
「「あはははっ!!」」
未茉も子供達とみんなで仲良く笑いだす。
「ねぇじゃあ勝負しなよー!」
「しなよしなよー!!」
子供達が面白そうに煽りだすと、
「おーしろしろぉ~!!」
未茉まで面白そうに煽る。
「「え・・・?」」
二人は苦笑いでひきつる。



