「けどうまいな…村越。」
右手しか使えないとはいえ、未茉のディフェンスを交わしてアウトサイドシュートもインサイドシュートも恐れずに打ち決めていく姿に、圧巻のため息をもらしながら三上は呟く。
「ああ。っーか復活したらかなりの即戦力になるんじゃね?」
「未茉ちゃん相手だから分かりずらいけど、シューターとしてなら多分女バスの中でも1.2を争えるよ。」
「日和に頑張ってもらいたいけど、応援したらまずいからなぁ。」
思わず椎名もそうぼやく。
「まぁ、心配しなくても4対9だから次で勝つと思うから応援してあげたら?」
フッと翔真が微笑む。
ーーキュッ!!
ゴール下で未茉がシュートへとジャンプすると、村越も高くジャンプして手を伸ばす。
「これで決まりだぜ!」
未茉は強気のダブルクラッチでシュートを決める。
「いよっしゃぁああ!!」
着地と同時にガッツポーズをし、
「おし!!明日からバスケ部でな!!」
ニカッと指差しながら村越に伝えると、
「え・・・。左手使った・・」
一同は唖然とする。
「はっ!!?しまった!!」
完全なる無意識で使ってしまった未茉はガーーン!!とショックを受ける。
「なにやってんだよ白石!?」
アホか!?とみんなで突っ込んでると、
「あれ。村越は・・・?」
「「えぇ!?」」
いつの間にか逃げられているのであった・・・。



