TIPOFF!! #LOVE WINTER





「おらぁ~~!!ちゃんと整列しろ~~!!」
朝のホームルームが終わると体育館に全校生徒が集まり、年に数回ある生徒集会のため整列しだすと、

「あ、白石だ…」
「テレビニュースの子がうちの学校にいるとかすげー」
「可愛いきゃ二股も仕方ねぇよな。」
他の学年の生徒がもの珍しげに視線を送られるも全く気づくことなく眠そうにあくびをする未茉だった。

「何よ白石白石って。」
米田達や一部の女子からは反感を買っていた。
(空気わりいな…)
未茉の隣に並ぶ結城が回りを見渡しながらため息つく。

『えーそれでは次に、今回国体代表として我が明徳高校から出場した3選手に教壇に上がってもらいます。代表者にはお話もして頂きます。』
生徒会長が司会を進行していくと、いよいよ国体の発表出番となった。

『前原遥奈さん』
「はい」
『湊翔真君』
「はい」
『白石未茉さん…あれ』
『白石未茉さん!!』


「ぐぅ~がぁ……」
「…おい!呼ばれてるぞ!!」
立ちながら居眠りする未茉の腕を結城が突っつく。
「うや…」
「おい!」
よだれを拭きながら辺りを見渡すと、

『ウッホンッ!!白石未茉さん、ご登壇を』
咳払いをして強めに仕切り直される。
「あ、いけね。すみません」
急いで登壇すると待っていた前原に睨まれ、
「えへへ。すみません。」 
笑顔でごまかすも隣の翔真には「ぷっ」と吹き出されて笑われる。