「あ、椎名さんおはよぉー!!」
「…」
次の日、朝練から戻る途中、廊下で椎名に会い未茉は手を振ったが、
「?」
返答がなかったので、
「ねぇ!おはよって!!昨日、昼休みってたのに探したけどお前クラスにいなかったろ?!」
「おはよ。なんでもない!」
スタスタと避けるように行ってしまった。


「あんだよ…」
ポリポリと頭をかきながら顔を傾げた。
 
「米田達に椎名が脅されてるんだ…」
ボソッと突然背後から現れたキタローが話すと、
「おわっ!!びっくりしたなぁキタロー!!え、脅されてるって…?」