愛知が早々に点を決めると、審判がそのタイミングで笛を吹く。
「どうしたんだね?君達。きちんと参加しなさい。」
審判から厳しく注意されて、両監督にも注意に入るが…
「私はあなたが嫌い。って前に言ったの覚えてる?」
「ああ。覚えてるぜ?びっくりしたし。」
「私語をやめなさい。二人ともファウル取るよ。」
更に追い討ちをかける審判にも微動だにしない為、両監督は予定外のタイムアウトを仕方なく取ろうとした時、
「この試合に勝ってMVPをとって嵐の隣に並ぶのはこの私だから。」
「ああ?分かった!受けてたつぜ?」
にっと未茉は、グーサインを出してようやく走り出すが、
((絶対コイツ意味分かってないな・・・・))
それを聞いていたコートにいた東京女子達はそう思った。
(しかし。エマが桐生をって)
石井が悶々と考え、
(そして、桐生が白石をって)
田島も悶々と考え、
((やっぱ白石うぜぇな・・・))
結果、当然そうなる・・・。



