TIPOFF!! #LOVE WINTER





「おっはよ~~!!」
未茉が教室に入ってくと、それまで賑やかだったクラスメイトの声のトーンがダウンする。
そして視線が突き刺さるようだった。

「え…おい。」
結城も三上もまさかのクラスの反応とその妙な空気感に嫌な顔をする。
「ん??なんだ」
ま、いっか。と未茉は席に荷物を下ろすと、
「遅かったね。」
そんな空気感をお構い無しに翔真は未茉に話しかける。
「おう、まあな。」と返事してると隣のクラスの女子が勢いよく入ってきて、


「白石ー、あんたさっき米田を突飛ばしたでしょ?」

「あ?」
見知らぬ生徒の登場に未茉は睨んだ。

「ちょっと…!!?」
自分の席で聞いていた椎名が思わず立ち上がるも、ギロッ…とその女に睨まれ、椎名はビクッとして着席してしまう。

「ちょっと押したらアイツがこけたんだろ?わざとらしくよ。」
「謝りなさいよ!!」
「やだね。」
そっぽ向いて腕を組む未茉に対し、
「さすが。男と女の前だと態度が違うんだね。湊もこんな女に騙されて自分の株下げないようにね。」

ムカーーと来た未茉は、ガン!!と足で自分の机を蹴っ飛ばし、
「やべっ!白石がキレた!!」
結城はキレた彼女を見て冷や汗が流れ、
「きゃぁああっ!」
女の子達の悲鳴が飛び交い、未茉がその女の胸ぐらを掴みかかろうと手を伸ばした時、

ひょいっ!!と軽々しく未茉の両膝と背中を持って翔真が抱き抱えた。