TIPOFF!! #LOVE WINTER




「コホンッ。ま、すぐ落ち着くとは思うけど、今は学業とバスケに専念だ!分かったな?」

「っとによ~!!」
野村監督に釘を差されると、はぁーっと面倒くさいため息と共に未茉は職員室から出た。

「ねぇ…」
「ちょっと…」
ヒソッと未茉の方を見てすれ違う女子達のあまり好意的ではない視線と小声話が飛んできた。

「え、なに?なんだよ。」

思わずそう言うと、彼女達はすぐに視線を反らして逃げるように早足で去ってく。

「すっとぼけた顔して男たらしてんじゃねーよ!!」

急に背後からそう聞こえて、
「!?」
振り返ると誰もいなかった。

「あんだよ!!誰だよ!?言いたいことあんならはっきり言えよ!!」
どっかから聞こえた声の主に向かって思わず未茉は怒鳴ると、

「じゃ、ちょっとこっち来なよ。」

柱の影から姿を見せたのは一年の女子だった。



「あれ米田さん達、白石さん引き連れてどこ行くの?」
ずらずらと移動を始めるその珍しい組み合わせに気づき、椎名が思わず尋ねると、
「あ、ちょうどいいとこ来た。」
「え?」
「白石少ししめとこうと思ってさ。お前も来なよ。」
「えぇ…!?」
「お前もさ前に言ってたじゃん?BIG3を引き入れててムカつくって。調子にのり過ぎっしょ。痛い目ここらであわせとかないと分かんないよ。アイツ。」

「痛い目って…!!」
有無を言わせず米田は混乱する椎名を引っ張っていく。