TIPOFF!! #LOVE WINTER





直ぐ様、翔真は健の自宅に未茉をお迎えに行くとリビングのソファーで「ぐがぁあぁ~~~」とイビキをかきながら寝ていた。


「え・・・?」

「今日朝早く清二さんと自主練しに公園に行ったみたいでさ、家に帰ろうとしたら自宅に記者が押し寄せてて、うちに清二さんが未茉を連れて避難させたんだよ。」

「なるほど…」
「記者の前なんかに未茉を連れてったら、何言い出すか、何をしだすかもわかんねぇし。」
「確かに・・・。」
「清二さんも日本代表監督だから未茉が記者の前で何かしたらそれはそれでやべぇことになるから。」

ただバスケが好きで頑張ってるのに、七光りというだけで色々大変で気を使うんだな。と思うと翔真は気の毒になり、思わず寝ている未茉の頭を撫でた。

「ごめんねぇ~翔真くぅ~ん!!」
清二と入れ代わり未茉母が車を外に止めてやって来た。
「雅代さんが学校まで送ってくから、記者もいるかもわかんねぇならあとはお前が宜しく。」
ぽんっと健が翔真の肩を叩くと、

「え、健さんは…」
「いや、俺停学中だから。」
「ああ。そうでした。」
「未茉を頼むぜ。おい!未茉起きろ!!」と起こし始める。

停学中でもなんでも自分が連れていきそうなのに、あえて譲ってくれたのは…
少し嬉しく思う翔真であった。