「あらぁあらぁまぁ!!未茉ちゃんに莉穂ちゃんやないか!?」
静香の家に辿り着くと、お母さんが玄関を開け懐かし嬉しそうに出迎えてくれる。
「おばちゃん久しぶりぃー!」
未茉がむぎゅっと抱きつくと、
「未茉ちゃん莉穂ちゃーん」とおばちゃんも抱き締め返す。
(ホントに人なら誰でも抱きつくんだな・・。)
と未茉を見て三上が呆れてると、
((似てる・・・!!))
と翔真と結城は静香の二十年後かのような母ちゃんの姿にぷぷっと笑いを堪えた。
「ほんでこちらの大きい三人は?!」
「あ、三人とも未茉のクラスメイトでバスケ部で静香とも仲良くしてるの。」
「こんばんは。湊翔真です。」
「どうも。結城です。」
「三上です。」
と順番に挨拶していくと、
「みんな未茉ちゃんにほのじやないんか?」
ニヤッとするおばちゃんに、
「なっ・・!!ちっ違ぇっ」
と全力否定する結城に、
「否定するとこが怪しいやねぇ~。男はみんな未茉ちゃんの虜やって静香がよう言うとるで」
益々ニヤニヤするおばちゃんはスリッパを出すと、
「でも違っ・・・」
まだムキになって否定する結城に、
「僕も違いますけど、こっちはほの字です。」
三上が翔真を差して言うと、
「あ、はい。虜です。」
さらりと認めると、
「ほほっ~~!一番ええ男やもんな!」
と、おばちゃんは未茉を突っつきながら納得する。
「そうかな!?付き合うのはコイツって決めてんだ!」
翔真の腕を引っ張りながらおばちゃんに紹介すると、
「そうかいな!?ほなおばちゃんがじっくり見定めてやるわ!!」
「おう!!頼むぜ!」
「そやちょうど唐揚げあげるとこだからみんな食べてきな!!」
「わぁぁぁあーーい!!!唐揚げぇ!!!」
本来の目的を忘れて両手をあげて喜ぶ未茉にみんなのストップがかかった。



