「匠さんをうちの魔性の魅力で悩殺にして、一気にゴールインしてしまうで!!」
ガッツポーズをして宣言している・・・。
「未茉、うちは今日大人になるんで。もうあんたと同じ位置ではいられへん。」
「あ?何言ってんのお前・・」
「お先に失礼、匠さんに磨かれて更にええ女になってくるで~~」
浮き足だって歩きながら二人の前から消えていった・・・。
「匠さんとデートだったんだね。静香ちゃん…」
よかったね。と言いたいところだが、一抹の不安は残る・・・・。
「本当にふんどしが売ってるとは思わなかったぜ・・・。」
「そうだ。ベストカップルの景品あったでしょ?」
デートと言えば…と、翔真は話の流れで何か思い返すも、
「え、わりぃよく見てなかった。」
と、パンしか興味がなかった人は答える。
「遊園地のペアチケットなんだよ。」
「え!?マジ!!?」
「まだ先だけど、半年くらい有効期限あるからウィンターカップ終わったら一緒に行こうよ。」
「でもなぁ…遊んでる暇ねぇし」
思わず渋い顔する未茉だったが、側にある手をぎゅっと拾い上げられ、握りしめられると
「俺もバスケ頑張るから。冬は一緒に全国行こう。」
一緒に全国…
「おうっ!!」
嬉しそうに翔真の方を見上げて笑って頷いた。
すると翔真はもっと嬉しそうに微笑んでた。
「なんか…駄目じゃねぇ?結局、付き合わなくても翔真のペースに流されそうだなぁ・・・。」
「惚れた弱味だね。」
にこっと微笑み返されると、
「なんかムカつくな!!」
バンっ!!と背中を思いっきり叩く。



