「俺…お前にどうしたら好かれるのかわかんねぇから、お前の望むことなんでもするから、俺を選べよ。」
「嵐…」
ぎゅっ…とさらに強くなる腕の中に閉じ込められると、
「なんでもっと早く言わなかったんだよ。」
「・・・みんなして同じセリフ言うんじゃねぇ・・。」
「あ?」
「あ、いや…なんでもねぇよ。」
緊張で体がかちんこちんになってしまい、思わず体を離し熱くなる体と顔の熱を冷ます。
「…もっと早く言ってたら俺を選んでたか?」
「たらればはよくわかんねぇけど、選んでねぇと思う。翔真を選ぶと思う。」
「なんで!?」
「え?」
「なんで知り合って間もないあの男に俺勝てねぇんだよ?!」
「さぁ、よくわかんねぇけど…、翔真はあたしのこと好きで好きでたまんねぇからじゃん。」
「俺だって!!!俺だってそうだよ!!お前のこと好きで好きでたまんねぇよ!!!」
ムカついたのか急に大声で告白する嵐。
ダン!!と壁を叩き、睨み怒った顔を近づけてくる。
ゆっくり目を閉じて、ゆっくりと唇へと体勢を崩していく。
ふわっとした震える唇が柔らかい唇に落ちていき、そっと触れあうと生暖かくて…吐息までもが震えた。
手を置いた頬を持ち上げ、耳にかかる髪を撫でながら角度を変えながら、未茉もその唇に応えてくれた。
怒るとこも、嫌がることもしなかった。



