TIPOFF!! #LOVE WINTER





「あれがセックスだとしたら、わりと悪くはねぇんじゃないか?」

「は・・・?!」
「わりと悪くないってどういう・・」

「未茉!!痛かったか!?やっぱり血出たんか?!最初は死ぬほど痛いっていうやん!!」
興味津々の静香は身を乗り出して問い詰める。
「せやけど愛する人となら乗り越えられるちゅー素敵な試練やなぁ。」
キラキラと夢見る乙女心をよそに、

「血ぃ?!んなのどっからでんだよ!?」
「どこって……下半身からや。」
「セックスって下半身から血が流れるのか!?」
初耳学に未茉は目を見開いて驚く。
「痛くて痛くて血が出るっていうやんか!!出なかったんか!?だとしたら健さんが相当なるテクニシャンいうこっちゃな……」

「未茉、下半身はお互いに裸だったの?」

収集がつかなそうだったのでなんかひっかかる莉穂は冷静に訪ねた。
「いーや。あたしは下着一丁だったけど、向こうは履いてたぜ。」
「健さんの全裸は見てない?」
「全裸?見てねーよ。」
「なるほど・・・。要は中途半端に終わってるってことね。」
なんとなく読めてはいたけど・・とよかったよかった。一安心したように頷いた。

「中途半端だとぉ・・・?」
(でもむかつくだろう!!あの野郎ぉぉお・・・!!)
一安心どころか嵐は嫉妬心が心の中でメラメラと沸き上がる。

「なんかテレビとかであんなスケベ見た時とかは頭おかしいんじゃん。とか思ってたけど、実際にあんなんやってると、ああいう声出るもんなんだな。」
しみじみと未茉は感想を述べると、
 
「は…?!」
思わず嵐は睨んでしまう。
「いや、だから胸とか触られたり体舐められたりすると、あんなテレビみたいなわざとらしい声が本当に…」 


ーーぱちんっ!!

言いかける未茉の頬を嵐は思いっきり叩いていた。

気づくと、それは無意識だった。