「健。」
普通にさらりと答える未茉に、
「えぇ!!?健さん!!?」
今度は莉穂が立ち上がり驚くも、
「強引にしそうなキャラやもんな。うちもあの兄弟には気をつけんと♡」
うししっと体をくねらす静香に、
(あ・・・あの野郎・・・。
俺には散々ストップかけやがって自分は手をだしてんのかよ・・・!!)
思わず怒りに震える嵐。
「ちょっと…待って待って!!未茉、いずれ湊君と付き合うんでしょ?それなのになんで健さんと…しちゃったの!?」
「せやな!うちも知りたいで!!今後の参考にせな♪」
「したっていうのかな?」
フラペチーノをちゅるちゅると音を立てて飲み干しながら未茉は考える・・・。
「したってセックスだよな?」
「「そうよ!!!」」
「セックス……」
よくテレビとかで男女裸になりながら、アンアン…言いながら息をあらくして抱き合ってベッドに入るシーンを思い出す。
裸の体がいつも布団で隠れてるし、
“未茉ちゃんはまだ見ちゃダメぇ!!”ってママにテレビ消されるし、
セックスとはそもそもどういうことなのかよく分からず生きてきた未茉にとって、あれがセックスだという確証はなく、あってるのかはわからない・・・。



