「え!?匠兄とデート!?」
「昨日な、電話がかかってきたんや!!」
“…静香ちゃん、試合には負けたけど、お疲れ様でどっか出かけようか?”
「ってな!!!」
親友の両目がハートになり、うっとりととろけそうな表情に、
「夢でも見たんじゃねーの?」
冷たくどうでもよさそうに返す未茉。
(俺もそう思う・・匠兄がいくら脈ねぇからって未茉からこの女に乗り換えることはまずないだろ・・)
と、静かに頷き、細い目をする嵐。
「しっ失礼なやっちゃなっ!!!夢でもなんでもあらへん!!!ほな見てみぃ!!着歴も残っとるやろ!!」
「おー。じゃそうなんじゃねーの?」
どっちであろうとどうでもいい未茉はあくびをしながら起き始める。
「匠さん、うちに本気やねん。せやからデートに誘うのも凄く緊張してたんが電話越しにまで伝わってきたんよ。そんな彼の思いにうちもデキる女として答えたいんや!!!」
がしっ!!!と未茉の両肩を掴んで、
「未茉、今から買い物や!!!買い物にいくで!!」
「買い物ぉ?!何買うんだよ。」
「下着や!!下着!!」
「しっ・・下着ぃ!!?」
静香の発言に一番のリアクションを示したは、嵐だった・・・。
「なんや、桐生おったんか?!」
「下着って・・・」
刺激が強かったのか、真っ赤な顔で口をパクパクしている・・・。
「かわいそうやな。また悪女未茉の犠牲者が一人増えとるな…」
どんまいやで。と嵐は肩を叩かれると、なんだかわからないが腹が立つ・・・。



