TIPOFF!! #LOVE WINTER





「ったく、東京に健いたら決勝で戦えると楽しみにしてたのによ!!まだ治ねーのかよ!?」

「俺がいなくても今の東京は強いぜ?」
「ブラウンか?マイクさんか?…それとも湊かよ。」
名前を出して確かめるも、ニッと健ははぐらかすような笑みで返した。

「アイツのプレー見たけど、んな大したことねーよ!!うちと当たったらぐうの音も出ないくらい未茉の前でぼっこぼこにしてやるのに!!」
イライラしながらソファーに音をたてて座るも、
……次第に嵐の顔は何かを思い出したように少しずつ赤くなり綻んでく。

「健……」
「ん?」
「俺さ…」
「なんだよ」
「俺……」
体を震わせながら、ばっと急に立ち上がり、
「俺、未茉と付き合うかもしんねーー!!!」
真っ赤になりながら、ガッツポーズをする。


「だってさ!!あの未茉が、“お前あたしのこと好きなのか?!”って向こうから聞いて来たんだぜ?!それは確かめてるってことじゃねーか?!」

めちゃくちゃ脈あるよなぁ?!と健に問いただす。


「・・お前さ、」

それは普通に誰かからの耳に入ったんじゃねーのか?と言いたくなるも、
「しかも湊のことはやめて、俺との約束通りバスケに専念するって言ってたしよ!?」
「…」
「多分、俺の生まれながらのずっとの一途な思いに気づいて俺を選ぶってことじゃねーかな?!」
「お前…」
「なぁ?!」
「幸せもんだな。」
相づちを求めるも、にこっと満面の笑みで話を終了させられるも、ノリの悪い健にくってかかる。

「ぬぁんだよ!!健!!未茉のこと好きだからってその態度はねぇーだろ?!健だって未茉が湊なんかと付き合うより、俺と付き合う方がいいだろ!?」

「別に。自分じゃないなら誰と付き合おうと面白くねーよ。」
「なんだよ!そう妬くなよ!!俺は未茉を幸せにしてみせるぜ?」
「どうやって?」
「どうやってって…」