「そういや、今日女子も調理実習じゃない?」

「お、そうだ、白石!日頃お世話になってる俺らにちゃんと作って持ってこいよ。」

「え…なんで結城達にあげるの?」
なんで俺だけじゃないの?と翔真は不貞腐れながら疑問視する。

「え・・俺は白石の調理したものとかいらない・・。」
潔癖三上は、不潔未茉の料理は信じることができずに拒否する。
「あ?三上てめぇ、うちであたしの手料理食っただろうが!」

「まぁ、白石じゃなくても俺らはモテるからキラキラ女子からいっぱい貰えるだろうなぁ。」
ウキウキしながら髪を整え出すスタンバイオッケーの結城。

「キタローには特別スペシャルなものを作ってくるなっ!!」
(白石の特別!!スペシャル・・・)
真っ赤な顔をして嬉しさのあまり放心している。

「え…だからなんで・・・」
翔真は全く納得いかず・・・しつこく疑問視する。