リハビリを終え半べそかきながら未茉が廊下に戻ってくると、ベンチで待っていた神崎に
「いつまで泣いてんの!切り替えなさい!」
こんっ!と軽く頭を叩かれる。
「だってぇ、バスケ一ヶ月も見学なんてぇあたし絶対嫌だぁあ!!」
うわぁぁーんっ!!と神崎にむぎゅっと抱きついて再び泣きわめく。
「・・・・。」
「あれぇママは??」
涙で溢れる目を擦りながら辺りを見渡す。
「今度は和希君の手術前の先生達とお話に行かれたわ。」
「そっか。ママも大変だな。」
(そう。こんな大変な時に婚約解消させて下さいなんて…言えないわ。)
申し訳ない気持ちでいっぱいになりため息ついた。
「おう!和希!!」
病室で一人待機する和希の部屋に入ると、
「おう姉ちゃんと…あ、ソイツ」
未茉と一緒に入ってきた神崎を睨んだ。
「あ…、まだお母様にはお話してないんだけど、私颯希さんとは婚約解消するの。今日は白石の監督して付き添いに来ただけだから。」
「え…?!」
「役に立つかは分からないけど、これリハビリ本もよかったら…」
持ってきたお花を花瓶に差し替えて神崎は、数冊の本を和希に手渡そうとした時、



