「白石さんは白石さんは!?」
「湊君の熱い告白にどう思ったの!?」
きゃぁあっつ!!と女子達は真っ赤な顔でインタビューをしてくる。

「嬉しかったぜ。自分の好きな男にあんな風に言われたら普通に嬉しいに決まってるだろ。」
こちらもさらりと答える未茉に、

「え、ほんとに?」
翔真も驚くも嬉しそうに聞き返す。

聞いているこちらが照れてしまう自然なやり取りに、インタビューナー達は「「はいはい。」」と退散し、
「あーあたしもそんなこと言ってくれる彼氏欲しいぃ!!」
「どっかにいないの~?」
と、ぼやくクラスメイトに
「羨ましすぎ!白石さん」
「よかったな!湊!」
二人に声を掛け合うクラスメイト達。


「はい!ベストカップル賞の景品と、うちのクラスの模擬店の疾走中も特別賞に選ばれたからその景品の分け分!」
「おおっ?!購買のパン無料券!?やったぁぁぁあ!!!」
手をあげてここ一番の喜びを見せる未茉に、

「俺の告白より絶対嬉しそう・・・。」
複雑な心境な翔真・・・。