TIPOFF!! #LOVE WINTER






「よしっ!!急ごーぜっ!!」
未茉が一年を慌てて誘導し、いつもと変わらない明徳バスケ部女子の光景に男子達もほっとその様子に安心してると、


「お、遅いぞ翔真。」

「すみません…」
体育館の扉が開くとダッシュで来た翔真に今度は男子達が集まる。
「翔真!!」
「翔真!頑張ったな!!」
「お前すげーよ!」
国体で大活躍をしたエース翔真にチームのみんなは誇らしそうに声をかけてくが、本人はその実感もなく、いつも通りだった。

「あ…」

本当にいつも通りで、その視線は体育館の反対側のハーフコートで練習中の未茉を追いかけていた・・。

「おい・・・。いいか・・?まずはこっち向け。先輩の話を聞くんだ・・」
どこを見ているのかすぐに分かるキャプテン橘にもひきつりながら怒られるも、


“ごめん翔真。もうあたしのことなんて忘れろ”

……………………。

その声がリピートされて、大きな体は小さく背中を丸めてへこんでる。

「お・・おい、どうした。翔真・・」
「大丈夫か?元気だせ。」
急に青ざめてくので、国体で負けたことがやはり相当ショックなのかとみんなで励まし合うのであった・・・