TIPOFF!! #LOVE WINTER





「おっはよぉーございまぁあす!!」

学校の体育館の扉を勢いよくあけて、元気に挨拶すると、
「おおっ!!白石…!!!」
「白石さん!!」
「北マネージャーもっ!!」
朝練組がもうすでにモップをかけてボールを準備していて、野村監督と1年が駆け寄る。

「頑張ったな。」
「全然。勝てる試合だったのに自分のせいで負けちまって情けねー。」
言葉にすると込み上げてくる悔しさに頭を下げて涙ぐんでいる未茉の瞳を見て、一同も同じような悔しさが伝わってくる。

「みんな応援ありがとな!!ウィンターカップは絶対勝ち抜くぜ!!なっノムさん!!」
「ああ、もちろんだ。」
顔を上げた未茉に優しく監督は頷くように微笑むと、


「何泣いてんのよ。そんな暇があったら練習して。」

そこへ体育館にやって来た矢野が通りすぎながら冷たく言い放つ。
「ウィンターカップまで時間ないわよ。」
もう切り替えている前原もそう隣で言いながら二年達もアップを始める。

「北がいないからってモップもタイマーもまだ準備してないの?一年!!」
「「わぁあ!すみませんっ!!」」
二年の怒鳴り声に一年が慌てて始める。

「うおおっ!!白石ぃ!!お前の大健闘の活躍で俺のインスタに美女からのDMが!!DMが…」
そこへ慌ただしく駆けて体育館にやってきた新米斎藤を、
「さっ!!練習だな!練習、練習!!」
完全に女子達に無視されると、ひっそりとキタローに睨まれて、

「ひい…っ!!北よっ!!ふっふふ復活おめでとう!!おっ俺が頑張って校長にお願いしたから二日の停学ですんだことを…あっ!!代わりに何かしろってわけでは、あっ!代わりに彼女できるようにしろってわけでは、決してそんはわけでは……」