TIPOFF!! #LOVE WINTER





駅を降りて明徳高校へ向かっていると、目の前では結城と三上が自転車に乗っていたのが見えたので、
「HEY!タクシー!!!」
親指を立てて大きな声で呼ぶと、

「おおっ白石!?」
結城と三上は驚くも、
「乗せて乗せてぇーっっ!!」
「いいって言ってねぇだろ!!」
キレる結城のチャリの後ろに勢いよく股がり立つ未茉に、
「風が気持ちいーぜ!!」
ひゃほーいと喜んでる元気そうな姿を見て二人は顔を見合わせて安心した。

警察での颯希とのことや、一昨日の試合をテレビで見ていただけにみんなは心配をしていたのだ。

「なぁ!!キタローは!?」
「ああ。二日間の停学でなんとかすんで、今日復帰するよ!」

「あっ!!!キタロー!!!」
そんな話の矢先に目の前には、下駄に制服姿で歩くシュールなキタローを発見し、
「おわっ!あっぶねぇ!!」
キキィッ!!急に飛び降りる未茉にバランスを崩す結城。

「白…」と、キタローが振り向くよりも先に未茉は勢いよく抱きついた。

「◆♡☆◇!♭&*!!?」
安定の驚きのあまり失神寸前のキタロー。
「マジでごめん!!ごめんなキタロー!!助けてくれたのに結果も出せずに帰ってきちまって…マジでごめん…」

悔し涙を溢しながら伝えようとしてくれる真剣な思いにキタローの目からも涙が溢れた。