「だ、ダメ佐伯くん……っ」

「……しいの肌、スベスベ」

「ちょ、恥ずかしいよ……」

「……大丈夫。優しくするから」

「うん……」

「……優しくできなかったら、ごめんな」

「……大丈夫。佐伯くんとなら」




佐伯くんのちょっと強引で、有無を言わせない感じも、本当はあたし大好きなんだ。
普段はクールで無口な佐伯くんが、一人の男の子としてちょっとオオカミになる感じ。



割とあたし、キライじゃないのかもしれない。
今日、佐伯くんだって男の子なんだって、改めて思い知った……。




だけどとても幸せな時間が、あたしたちにとって、甘い甘い夜になった。
このままずっとずっと、時が止まればいいのになって、ベッドの中で抱きしめられながら思っていた。




【おまけEND】