「しい‼」

「佐伯くん‼迎えに来てくれたの??」

「……ああ。しかしまた、大きな荷物だな」

「ええっ、そうかな??」

「まぁいいけど。……貸して、持ってあげる」

「えっ??あ、ありがとうっ」



佐伯くん、優しい。
優しすぎるぅ〜‼



ますます、好きになってしまいそう。
こんなに優しくされたら、フツーの女子はイチコロだよね。




「着いた。入って??」

「ありがとう。お邪魔します」

「……荷物、部屋に置いておくな??」

「うん。ありがとう‼」




わたしは一旦、佐伯くんのお部屋へと入った。
久しぶりにくる、佐伯くんの部屋は、相変わらずキレイに整頓されていた。



ほんとにいつ来てもキレイだな、佐伯くんの部屋。