それから、あたしと光平は手分けをして鍵を探し始めた。
あたしは教室の前方で、光平は教室の後方だ。
どのくらいの大きさで、どんな形状をしているのか全くわからない。
それでも生徒たちの私物がすべて回収されているので探しやすかった。
机の中もロッカーの中もすべて空っぽ。
教卓を調べて見たけれど、こちらにもなにも残っていなかった。
後はチョーク入れとかもしかしたら黒板消しの中に隠されているかもしれない。
小さな鍵ならどこにでも隠すことができるので、どの可能性も捨てきれなかった。
「おい」
チョーク入れになにもないことを確認したとき、後方から光平に呼ばれて振り向いた。
「なに?」
「この中には道具が残ったままだ」
光平が立っているのは掃除道具入れの前だった。
あたしは死体を踏みつけてしまわないように気を付けて光平に近づいた。
普段掃除道具入れに掃除道具が入れられているのは当たり前だけれど、今は状況が違う。
なにもかも回収されている教室内で、そこだけ通常のままというのは違和感があった。
あたしは教室の前方で、光平は教室の後方だ。
どのくらいの大きさで、どんな形状をしているのか全くわからない。
それでも生徒たちの私物がすべて回収されているので探しやすかった。
机の中もロッカーの中もすべて空っぽ。
教卓を調べて見たけれど、こちらにもなにも残っていなかった。
後はチョーク入れとかもしかしたら黒板消しの中に隠されているかもしれない。
小さな鍵ならどこにでも隠すことができるので、どの可能性も捨てきれなかった。
「おい」
チョーク入れになにもないことを確認したとき、後方から光平に呼ばれて振り向いた。
「なに?」
「この中には道具が残ったままだ」
光平が立っているのは掃除道具入れの前だった。
あたしは死体を踏みつけてしまわないように気を付けて光平に近づいた。
普段掃除道具入れに掃除道具が入れられているのは当たり前だけれど、今は状況が違う。
なにもかも回収されている教室内で、そこだけ通常のままというのは違和感があった。



