これ以外考えられないんだから……。


水中で響が数字を入力していく。


ひとつひとつ間違えないよう確認しながら。


その間にも水は迫ってくる。


首元まで襲ってくる水に息苦しさを感じてつま先立ちになった。


そして、響が最後の数字を入力する。


エンターキーが……。