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飯盒炊爨のカレー作りは無事に成功した後は、クラス内やクラス対抗でゲームを行い、1日目は終了した。
霧谷とは色々あったけれど、カレー作りを終えた後は楽しい時間を過ごすことができた。
「汐音ちゃんってかなり瑞樹くんに気に入られてるよね」
「……え?」
旅館に行って夜ご飯をとった後は、入浴時間までは自由時間になっていた。
私は同じグループの子たちと部屋で喋っていると、1人の女子にそんなことを言われてしまった。
「あたしも思ってた。霧谷くんがあれほど付き纏う女子って今までいなかった気がする」
もう1人の女子にも同調されてしまう。沙良もうんうんと頷いており、嫌だと叫びたくなった。
何かと付き纏ってくる自覚はあったけれど、気に入られているという言葉は全力で否定したい。



